データサイエンティスト(DS)検定の勉強時間は?勉強方法と受験した感想

みなさん、こんにちは!未経験からデータ分析業務や機械学習モデル構築を行う会社に転職したゆずです。

最近、私が挑戦したDS検定のお話をシェアしたいと思います。一週間という短期間での準備でしたが、なんとか試験に合格することができたので、その体験の感想をお伝えします。

私のスペックはこちら👇
・G検定取得済み
・未経験からエンジニアに転職して半年くらい
・データ分析や機械学習の基本レベルは習得済み

本記事は一部プロモーションを含みます。

目次

データサイエンティスト(DS)検定とは?

DS検定とは、データサイエンスの基礎知識をテストする資格試験です。データ分析や機械学習、統計学のみならず、データエンジニアリングやビジネスへの活用など、広範囲で多岐にわたる内容が問われます。

            (データサイエンティスト協会HPより引用)

受験概要

項目内容
申込方法webサイトにて申し込み。
受験資格なし
実施概要– 選択式問題
– 全国の試験会場で開催(CBT)
– 問題数90問
– 試験時間90分
出題範囲– 2021年に更新したスキルチェックリストver.4に基づき、一部試験範囲に変更あり
– スキルチェックリストの3カテゴリ(データサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力)の★1(見習いレベル)相当と数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合した範囲
※詳細は「データサイエンティスト検定™の試験範囲」を参照
※2023/10/30に発表した「スキルチェックリストver.5」は、第7回(時期未定)より適用。
受験費用– 一般:10,000円
– 学生:5,000円
合格ラインオフィシャルには公開されていませんが、約8割といわれています。この壁が高い!!
合格証明1. 合格証明書:受験者マイページからダウンロード可能。郵送はされない。
2. オープンバッジが発行される
データサイエンティスト協会HPより

データサイエンティスト(DS)検定の勉強にかかった時間

DS検定勉強にかかった時間は30時間です

G検定を取得していたので、勉強時間は少なくて済みました。受験日の1か月前からしっかり対策をしようと思っていたのですが、業務が多忙になり時間をつくることが難しく、受験日の1週間前から本気で取り組みました。

私は「Toggl」という時間管理ツールを使っています。プロジェクトごとにカテゴリーを設定できるので、便利です。

まだまだ、データサイエンスはなじみがないという方はもっと時間を確保しておくことをお勧めします。G検定や統計検定をお持ちの方は、重複する内容も多いので、比較的短期間で合格が目指せると思います!

データサイエンティスト(DS)検定対策に使用した参考書

私が使用したのはこの3冊です!この3冊を究めれば、合格ラインに達するはずです!!
・最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック(白本)
・合格対策 データサイエンティスト検定[リテラシーレベル]教科書(緑白本)
・徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応 (黒本)

最初に購入したのがこちら。まずは公式が出しているものをザーッとよんで、出題範囲を確認しました。しかし、ボリュームが多くて、1単元あたりの情報量も多く、なかなか頭に入ってこなかったので違う本を探してみました。

最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック
総合評価
( 3 )
メリット
  • 公式の参考書なので出題範囲が網羅されている!
  • 45問の模擬試験+購入者特典でWeb上の模擬試験も受けられる
  • 説明が詳細で丁寧
デメリット
  • 誤植が多い。模擬試験の解答も解説も間違っていて、確認に時間がかかる

その次に出会ったのがこちら。マナビDXという経済産業省が主催しているDX人材育成プログラムで出会った人からの紹介で購入。この本買ってめちゃくちゃ正解!!

リファレンスブックとの相性が合わない人はこちらがおすすめ。何が重要で、何を捨てていいかわかる。

合格対策 データサイエンティスト検定[リテラシーレベル]教科書
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 公式リファレンスブックより説明が簡潔で、ノート整理がしやすい
  • 90問の模擬試験があり、本番の出題に近い!
  • 理解度チェックリストもあり、何が暗記できていないか整理できる
デメリット
  • 特になし。これからDS検定を受験する人に最適☆

最後はこちら。受験生のなかでは黒本でおなじみ。唯一の問題集なので、問題演習用に購入したのですが、上二冊より若干難しめ。本番のテストとも若干レベルが違うなーという印象。余裕をもって合格したい人にはお勧め。

徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応
総合評価
( 3 )
メリット
  • 単元ごとの問題演習が多いので、インプットした情報をきちんとアウトプットできる
  • 解説も丁寧!
デメリット
  • 出題傾向が本番のテストと若干違う気がする
  • 誤植も多々ある

DS検定の無料チートシートや模擬試験で参考になったサイト

①ひよっこDSさんの解説

初心者データサイエンティスト必見の解説集です。本より解説がわかりやすく、親しみもあり、とっつきやすい説明です。

参考書はかたっくるしくて、読むの疲れる・・・という方にお勧めです。

②kmt+αさんの解答シート集

模擬試験を受けるときって、ノートに番号ふったり、答え合わせするのに時間がかかりますよね。

そんなときにお勧めしたいのが、既に解答が記載されたエクセルの解答シートです!kmt+αさんが自作されたもので、ブログにて公開されて利用することができます。(活用させていただきました。ありがとうございました。)

このように、自分の回答と、正答が瞬時に答え合わせでき、正答率も出してくれるので時間短縮になります。

また、私は問題集を3周したのですが、3回やっても間違ってしまう問題があり(上記86問)、ここが苦手だなと特定でき、集中して復習できたので学習の効率化にとっても役立ちました!

最初は合格ラインギリギリの8割だったのですが、3回通して9割越えを達成することができました。受験者の間では、参考書を完璧にして9割を超えた状態で受験するのが安心のようです。

データサイエンティスト(DS)検定当日のCBTを受験した感想

持ち物

当日の持ち物は身分証明書のみでOKです。前日にしか案内がないので不安になりますが、大丈夫です!

当日持ち込めるのはこちら👇

・ハンカチ
・ティッシュ
・目薬 など
※試験官に裏表確認されます。ティッシュはビラが入っていたら事前に抜き取っておくことをおすすめ。

電卓は持ち込み不可となっています。

え!? 標準偏差とか手計算で算出するの難しいな。電卓使えないの?

わたし

大丈夫です!テストの受験画面上に電卓ツールがあり使用できます!

受験時間

私の場合は、予定より30分ほど前につき、手続きをした後、受験時間より15分ほど前に受験を開始することができました。開始のタイミングは受験会場によっても異なる場合があるので、あくまでご参考ということでご了承ください!

受験時間は90分ですが、50分ほどで解き終わり、10分見直しして、トータル1時間で終了しました。

受験のコツ

受験のコツとしては、わからない問題は「あとで見直す」ボタンを押して、ドンドン回答を進めることです。

出題される問題には、まったく参考書に出てこなかった問題もいくつか出題されます。これは、考えてもわからないと思うものは早めに捨てて、次に進むことをお勧めします。

時間がかかる計算問題も「あとで見直す」を押して、全体の問題を把握して、これはイケると思って時間の余裕をもってから解くようにしました。

データサイエンティスト(DS)検定受験結果

受験レポートは受験後、会場で即時に受け取ることができます。あとで見直す項目が18個あり、うわー8割ギリギリか落ちているかもなーと思いつつ、ドキドキしながら受け取った結果がこちら。

なんとか、合格ラインの8割に達していました!!

まだ合格発表はでていないので、確実に合格とは言い切れませんが、合格ラインの8割を超えてほっとしています。あと2問まちがってたら落ちてたのが恐ろしい。

DS検定を取得したらデータサイエンティストになれるのか?

結論から言うと、DS検定だけでデータサイエンティストになるのは難しいと思います。

その理由は・・・

・DS検定はデータサイエンスの基礎中の基礎の内容が出題されるので、いきなり実践に取り組むと知らないことが多く苦労する。

・データエンジニアリングでSQLの基礎が出題されているが、実務ではPythonを用いたデータ分析スキルや機械学習モデル構築技術といったプログラミングスキルが必要

・ビジネスにおいても、顧客の課題抽出やDXプロジェクトの設計、データ分析結果の提案など、いきなり取り組むとデータサイエンティストの泥臭さにギャップを感じる。

・データサイエンティストはキラキラしたセクシーな職ではなく、泥臭く地道にコツコツやっていく仕事という認識がないと、やってて辛くなる。

えー、なんか思ってたのと違う・・・。でもどうしたらデータサイエンティストになれるの?

私はデータ分析の実践スキルを高めるためサブスクリプション型のスクールに通っていました!

データ分析スキルやプログラミングをがっつり学びたいけど、いきなりスクールに通うのはお財布がちょっと厳しいという方は、サブスクリプション型のスクールをお勧めします。

月額数千円で通えるところもあり、自分には合わないなと思ったら辞められる気軽さもいいですよね。

私は「スタアカ」を利用していました。Udemy講師のウマたんさんが運営されているスクールで、信頼感もあり、月額980円のコースに半年ほど通い、実際にコードを書いて手を動かしながら学ぶことで、実践的な力を付けました。

データサイエンスを学ぶのにお勧めのプログラミングスクールはコチラ👇

データサイエンティストの実情を知りたい方や、っとコミットして勉強したい方は断然スクールがおすすめ!

私が通っていたサムライエンジニアでは、現役のデータサイエンティストやAIエンジニアの講師から、厳しい実務を聞くことができ、覚悟を持ったうえで転職を決意することができました。

最初はデータサイエンス系の教材が少なかったのですが、今はだいぶ充実してきていて使いやすくなっています。
他社のデータサイエンス系のスクールは教材に沿って、端から端まで進めていくものが多いかと思いますが、サムライエンジニアは、自分のペースや好きな分野に合わせてカリキュラムを組むことができます。

例えば、Kaggleで通用するデータ分析スキルや機械学習モデルを構築したいという方は、そのプランをオーダーメイドで作ることもできますし、画像分類特化や、自然言語処理といった分野特化も◎です。

データサイエンティストになるか、AIエンジニアになるのか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。まだ明確にビジョンを持てていなくても、とりあえず勉強プランを一緒に考えてほしいなという方はぜひカウンセリングを受けてみるだけでも、頭がクリアになるかもしれません。

データサイエンス×コンサルスキルを磨きたいならこちらがおすすめ!私も実務でもデータサイエンスの知識とコンサル力が必要なのでもっと早く学びたかった~って感じです。

おわりに

最後に、DS検定取得を目指すみなさんにエールを送りたいと思います。この資格ははじめの一歩ですが、実務での経験や実践的なスキルも同じくらい重要です。受験者のみなさん、がんばってくださいね!

このブログではほかにもIT系やデータサイエンス系の資格取得対策についてもまとめていますので、よかったらご覧ください。

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