未経験からデータサイエンティストになるまでにとった資格4つの順番

みなさんこんにちは!未経験からデータサイエンティストになったゆずです。

データサイエンスの分野は日々進化し続けており、この競争の激しい分野で転職活動を成功させるためには、資格とスキルを磨くことが重要です。

この記事では、私が未経験からデータサイエンティストになるまでに取得した資格について、その勉強方法、利用した教材、資格の難易度、そしてどのように役立ったかをお伝えします。

資格勉強ファイトです🔥

目次

未経験からデータサイエンティストになるまでにとった資格の順番

私がデータサイエンティストになるまでにとった資格は以下の4つです。

1.Python3エンジニア認定データ分析試験
2.G検定
3.AWSクラウドプラクティショナー
4.TOEIC915点

それでは、それぞれの難易度や会社からの評価についてみていきましょう!

Python3エンジニア認定データ分析試験の勉強方法

Python3エンジニア認定データ分析試験とは?

この試験は、データサイエンスの分野で実務に即したスキルを持つ人材を証明するために設けられており、Pythonの実装能力だけでなく、データを効果的に扱うための理論的な知識も問われます。

項目詳細
試験内容Pythonを用いたデータの取り扱い、分析、可視化
試験範囲Python基本文法、Numpy、Pandas、Matplotlib、統計基本、データ前処理
受験価格約10,000円(税別)、学割5千円(税別)
合格ライン70%以上の正答率
公式ホームページより

Python3エンジニア認定データ分析試験の勉強時間

16時間の勉強を行いました。2週間の短期集中で臨みました。

Python3エンジニア認定データ分析試験対策に使用した参考書・教材

Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書 第2版

公式のこちらのテキストを購入しました。この本の重箱の隅をつつくような問題も出ていたので、隅々まで読んだ方がいいです。

DPro(旧:Dive into code)の模擬試験

また、過去問がないため、演習問題のあるディープロのPythonデータ分析試験講座も活用していました。

教科書でベースの知識をインプットした後は、Python3エンジニア認定データ分析試験の公式ホームページでも紹介されている模擬試験を解きまくりました。

DProの模擬試験は無料版では解説が見られないため、有料コース(1週間無料)に登録し、解説を読んで復習しながら合格率に達するまで勉強しました。

1週間無料のコースに登録すると、対策テキストも読むことができます。

また、テキストの解説のあとに、確認テストがあり自分の理解度を確かめることができます。

教科書を読んでなんとなく理解したつもりだったけども、確認テストを受けると思ったより点数が取れず、何を重点的に対策すればいいか分かったので、この確認テストが効果的でした!

他にもプライム・ストラテジートレノケートの模擬試験も無料で公開されていますが、本番より難しいとのことでしたので、私は利用しませんでした。

プライム・ストラテジーはYou Tubeで問題を解説しており、説明も分かりやすかったのですが、模擬試験を解いてみると50%くらいしか解けなかったので、途中で断念しました。

Python3エンジニア認定データ分析試験の難易度

初心者向けの内容が多く、Pythonの基本的な知識がある人であれば難なくクリアできます。

実際の試験問題の感触としては、「思ったより簡単だった!!」という感じです。

Dproの問題よりもやや易しいといったところでしょうか。

プライム・ストラテジーやトレノケートよりは断然簡単だったと思います。

転職活動時の評価

この資格を持っていると、Pythonでデータ分析ができる人と認識されるため、転職活動時の印象は良かった👍と思います。

転職後の会社からの評価

この資格を持っていることで、転職後、データ分析系のプロジェクトにアサインされました。
試験が簡単な割にはコスパがいい資格といえます!

試験対策の詳細は下記の記事にまとめています👇

G検定の勉強方法

G検定とは?

G検定とは一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施するAIに関する基礎知識を問う検定試験です。

項目詳細
試験内容ディープラーニングを事業に活かすための知識検定
試験範囲ディープラーニング、機械学習、AIの基礎から応用までの知識
受験価格一般 13,200円(税込)、学生 5,500円(税込)
合格ライン120分の試験で191問を解答する形式。合格ラインは非公開。
公式サイトより

G検定の勉強時間

G検定合格に向けた勉強時間は2週間で約18時間でした。

1日1時間~2時間の勉強時間を確保し、短期集中で取り組みました。

G検定の対策に使った教材

短期集中でG検定合格に結びついた教材を厳選してご紹介します。

ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト

この本は、受験生の間では有名で解説が分かりやすいと定評のあるヤン・ジャクリン先生が書いた本で、通称「緑本」とも呼ばれています。

これはG検定対策の上でバイブルとなった本です。赤シートが使えて暗記しやすいです。

演習問題があるのもGOOD👍信頼度の高いテキストで買って損はない一冊です。

これで完璧 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の「合格」問題集

こちらの本もヤン・ジャクリン先生が出版した問題集で、上のテキストと両方使うことで理解度を深めることができます。

私はこの本を2周して、どの分野も苦手意識がないようにしました。

実際の試験でもこちらの問題集から多く出題されていた印象でした。

この本を2~3週して模擬試験で7割以上解けていたら安心だと思います!

G検定の難易度

G検定は普段、データサイエンス系の業務に携わっている方でも一定の勉強時間が必要なくらい、難しい印象です。

試験中にチートシートを見たり、ChatGPT等で検索しながら回答することができますが、問題量が圧倒的に多く、根本的に理論を理解していないと解けない問題が多いです。

また、AIやデータサイエンスに関する知識だけでなく、それを取り巻く法規制などの知識も問われるため、幅広く勉強する必要があるため難易度は難し目でしょう。

転職活動時の評価

この資格を持っていると、一定のAIやデータサイエンスに関する基礎知識があることを示すことができます。

データサイエンティストではなく、AIエンジニアとして転職したい方は、G検定より難易度の高いE資格を持っていた方が評価が高いです。

あくまで、G検定はAIの基礎知識を示す資格といえるでしょう。

転職後の会社からの評価

幸い、私が転職した当時はG検定を取得していた人が少なく、会社もG検定を持っている人を重宝していたので、G検定を取得していたことで、人気のDX系の部署に所属することができました。

DX系やAI系の職種につきたい人は登竜門ともいえるG検定をとって損はありません。

G検定の詳しい対策方法はコチラ👇

AWSクラウドプラクティショナーの勉強方法

AWSクラウドプラクティショナーとは?

AWSクラウドプラクティショナー試験は、クラウドコンピューティングに関する基本的な知識を問う資格試験ですが、IT未経験者でも合格することができます。

この資格を学習することで、AWSクラウドサービスの基本的な概念、役割、アーキテクチャ、デプロイメント、オペレーションなど、クラウドに関する基本的な知識を習得することができます。

項目詳細
試験内容AWS Cloudの基本的な理解、サービス、用途、セキュリティ、プライシングモデルに関する知識の確認
試験範囲クラウドの概念、セキュリティ、テクノロジー、料金と価格設定
受験価格100 USD
合格ラインPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験試験にて行われ、スコアは100〜1000点のスケールで採点され、最低合格点は700点です。
公式サイトより

AWSクラウドプラクティショナー対策にかかった時間

3か月間、平日は1~2時間、土日は3時間程度勉強し、全体で30時間程度勉強しました。

AWSクラウドプラクティショナー対策に使った教材

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版

こちらの本はAmazonでも評価が高く、図も多いため複雑なAWSのサービスの構成を理解するのにとても役立ちました。

章ごとに「まとめ」があり、これだけは押さえておきたいポイントが整理されているのも良いと思いました!

一方で最新のサービスなどは載っていないものも多く、この一冊で完璧とはいえないと感じました。

一夜漬けAWS認定クラウドプラクティショナー直前対策テキスト

こちらの本は、用語ごとに詳しい解説と模擬試験があり、理解度を確認することが出来ます。また、模擬試験の難易度も実際の試験に近い印象でした。

また、試験によくでるwell-architectedフレームワークやベストプラクティスについても解説がボリューミーなのがgoodでした。

一方でこの本は用語解説に特化した一夜漬けのための本なので、サービスがどのように相互にかかわっているかといった関連性は分かりづらかったです。

AWSクラウドプラクティショナーの難易度

クラウドを全く触ったことがない人はチンプンカンプンだと思います。私もそうでした。

概念を理解するのが難しく、最初は何が何だかサッパリ状態でした・・・。

ほんとに全く初めてという方はAWS公式のオンライントレーニングを受けてみることをおススメします。

転職活動時の評価

データサイエンティストとして志望して、クラウド系の知識もあることはとてもプラスに評価いただきました。

私が転職希望だった会社はどこもインフラにAWSを使っていたので、AWSの理解はマストでした。

データサイエンティストでもインフラの構成を知っていることが求められる場面もありますので、一番ベーシックなAWSクラウドプラクティショナーを持っていると活用できるシーンが多いです。

転職後の会社からの評価

転職後、S3に画像を保存するLambdaを作ってほしいなど、いきなり難題のオーダーがありましたが、AWSクラウドプラクティショナーを持っていたことでなんとか、対応できました。

データサイエンティストだから、インフラは知らなくていいよね、なんて食わず嫌いせずにインフラの知識はマストで押さえておいた方が安心です。

TOEIC400点から915点にアップした方法

データサイエンティストなのになんでTOEIC!?と思われるかもしれませんが、意外と必要なのが英語力。

データサイエンティストは日ごろから英語のドキュメントを読んだり、データサイエンスコンペのkaggleにトライしたりと英語に触れる機会は多いです。

未経験からデータサイエンティストへの転職を狙うにあたり、ほかの経験者エンジニアと差別化するためにも英語力でアピールするというアプローチをとりました!

TOEICとは?

TOEICは主にビジネスでの国際的なコミュニケーション能力を測るために用いられ、リスニングとリーディングの能力を測定します。

この試験は多くの企業や教育機関によって英語能力の証明として認められています。

項目詳細
試験内容英語の聞き取りと読解能力を評価する。試験はリスニングとリーディングのセクションからなる。
試験範囲リスニング(約45分、100問)、リーディング(75分、100問)。具体的には写真の説明、応答、会話、短いトーク、文法問題などが含まれる。
受験価格7,810円
合格ラインTOEICスコアは10点から990点までで、合格基準は設けられていない。スコアによって英語能力レベルが評価される。
公式サイトより

TOEIC400点から915点までアップするのにかかった時間

これは、数十時間程度ではなく、コツコツ勉強し続け3年かかりました。。。

新卒で入った会社では400点でまわりの同期よりもスコアが低かったのが恥ずかしく、コッソリ勉強を始めました。

これまでに受けた回数は10回以上。

上がったり下がったりを繰り返していました。

英語はすぐにアップするものではなく、日々コツコツ学習を続けることが大切です。

TOEIC対策に使った教材

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

この本はTOEIC受験生なら見たことがある人が多いのではないでしょうか?

この本以上のコスパ・内容の本に出会ったことがありません。

持ち運びしやすいサイズなのもGOOD👍

暇さえあれば、ずっとこの本を何周も頭に叩き込んでいました。

スコアが上がらない方はぜひ手に取ってみて下さい!

TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術-受験票が届いてからでも間に合う11日間の即効対策プログラム 

短期間でスコアアップしたい方にお勧めのテクニック本はコチラ👇

リスニングで問題を先読みする、マークシートを全部塗らず一部だけ塗っておいて最後に全部塗るなど、タイムマネジメントのノウハウが結構載っています。

また、スコアアップしやすい順で学んでいくので、スコアが上がる実感が湧き、モチベーションも上がりました。

英語はなかなか実力がつくのに時間がかかりますが、テクニックでもスコアアップできる部分はあるので一度試してみてはいかがでしょうか!?

スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン

テキストでの勉強もいいのですが、最近はアプリも優秀なのでスタサプも使っていました。

また、こちらはアプリだけではカバーしきれないかたのためにパーソナルコーチプランがあり、オンラインでコーチが伴走してくれ、コーチが学習プランを練ってくれました。

定期的にコーチと音声通話があり、英語学習のモチベーションを保つノウハウを教えてくれます。

挫折しそうになっても学習プランに沿った課題がコーチから届くので、サボれません(笑)

もし合わなかったら返金もでき、7日間は無料でお試しできます。

AI英会話 スピークバディ

TOEIC R&Lではスピーキングテストはありませんが、普段から英語の音声を聞いたり、日常会話に触れておくことは重要です。

私はスピークバディを使ってリスニングを鍛えていました。

旅行・日常・ビジネス等のシーンが800以上もあり、あらゆる場面の中でキーフレーズや英単語を学べます。

スピーキングとリスニングの両方を伸ばし、頻出の英単語・熟語・フレーズが身についた実感があります。

毎日決まった時間にレッスンをリマインドしてくれるので、ゲーム感覚で楽しく続けられます。

オンライン英会話 レアジョブ

なんだかんだ、いろいろ試して一番続いているのはオンライン英会話「レアジョブ」です。

TOEIC対策専用の教材があるわけではないのですが、”Daily News Article”を毎日読んで、先生とディスカッションをしているうちに長文をスラスラ読めるようになり、長文への抵抗がなくなりました。

記事の最後に文章の要点を探す問題が4問あるので、ほとんどTOEICの長文を解いているような感じです。

Daily News Article

アプリだと恥ずかしさがなくていいのですが、やっぱり対面の良さもありますし、先生と仲良くなると、先生と話したくて英語の勉強が続けられたので、私はレアジョブをイチオシします!

TOEICの難易度

難易度:★★★☆☆

400点→600点までのスコアアップは割とスムーズにいき、半年くらいで伸ばすことができました。

難易度:★★★★☆

600点→800点はリスニングは400点を超えられるようになったものの、リーディングが全く上がらないという時期が1年続きました。

この頃、オンライン英会話のレアジョブの”Daily News Article”を毎日読んで、リーディング対策をしていました。

難易度:★★★★★

800点→915点の壁は高かった。800点台でウロウロ。800点後半から全くあがらず・・・なんて日々でした。

独学では無理だーと思い、スタサプのパーソナルコーチプランをはじめました。

やっぱり、挫折しそうな時に頼れる人がいるというのは心強いです。

同じような悩みを抱えていたコーチから直接アドバイスをもらい、900点の壁を突破しました。

TOEIC915点の転職活動時の評価

未経験からの転職で一番評価していただいたのは実はTOEICでした(笑)

面接官からは

「正直、データサイエンティストとしては未知数だけど、TOEIC915点とれるなら、コツコツ勉強できる人だと思う」

とのコメントでした。

データサイエンスやエンジニアリングの分野で資格がなくても、英語力でポテンシャルをPRという作戦もあるので、得意な方を伸ばしてみてはどうでしょうか!?

TOEIC915点をとって転職後の会社からの評価

実は転職後も一番とってよかったと思っているのもTOEICです。

TOEICでハイスコアをとれたことで、海外出張や海外赴任ができる層に入ることができ、チャンスが広がっています。

データサイエンティストやエンジニアで英語力がある人は限られているので、周りと差別化するにも英語力を磨いて証明できるものを一つもっておくとベストです。

転職してからTOEICではなく、GTECビジネスという試験を受けるよう言われたのですが、こちらは参考書がなくとても困っていました。

しかし、TOEICで鍛えた英語力があったので、なんとかこちらも社内では良い方のスコアを取ることができました。

GTECの勉強方法をまとめた記事はコチラ👇

実務ではアプリの英語化の際に翻訳を頼まれたり、日本語から英語のドキュメントを作成したりなどといった仕事も頂き、スキルを活用できています。

海外でも活躍できるデータサイエンティストになるために英語を磨いておくとGOODです!

データサイエンティストになるまでにとった資格まとめ

データサイエンティストに必要なのはデータサイエンスだけの知識ではありません。

また、未経験者が経験者と戦うには差別化が必要です。

私の場合は英語力でアピールし、なんとか転職することができました。

みなさんも、どうやってご自身のバリューをPRするか作戦を練ってみてくださいね!

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