失業保険をもらいながら職業訓練を受ける条件【無料で通えるから無職でも大丈夫】

皆さんこんにちは、ゆずです。

今回、ハローワークに行って、失業保険をもらいながら職業訓練を受ける方法を聞いてきましたので紹介します。

社会には労働者を支えるセーフティネットがあります。

今、仕事がつらいなら、次の道はありますので心配しないでください。失業保険や職業訓練をうまく活用しましょう。

これらの制度を理解し、活用することで、次のキャリアステップを踏み出す手助けとなれば嬉しいです。

職がなくて困っている方・仕事を辞めたいけど不安な方に朗報となれば幸いです!

目次

はじめに

失業保険と職業訓練とは?

失業保険は、雇用保険に加入していた人が失業した際に一定期間金銭的支援を受けられる制度です。

一方、職業訓練は新たなスキルを習得するための公的なトレーニングプログラムで、特定の条件を満たせば失業保険を受けながら無料で受講できます。

この記事の対象者

このブログ記事は以下の方に役立つかもしれません!

  • 仕事を辞めたいけど、その先が心配でやめられない人
  • 無職になる見込みの人
  • 転職の前に、職業訓練でスキルを身につけたい人
  • プログラミングスクールが高額で通うか迷っている人

失業保険とは?

失業保険とは何か

失業保険は、仕事を失った人が生活を維持しながら次の仕事を探すための支援金です。これは、一定の条件を満たした人に対して給付されます。具体的には、雇用保険に加入していた期間が要件となります。

受給資格と申請手続き

失業保険の受給資格には、離職前の雇用保険の加入期間や就職活動を行う意思・能力が必要です。

申請手続きは以下の流れで進めます。

  1. 離職票の入手:雇用主から離職票をもらいます。
  2. ハローワークでの申請:必要書類(離職票、身分証明書など)を持参し、求職の申し込みを行います。
  3. 認定日:4週間ごとにハローワークで失業の認定を受けます。

職業訓練の種類

公共職業訓練と求職者支援訓練の違い

公共職業訓練は主に雇用保険の被保険者が対象で、無料で受講できる場合が多いです。

求職者支援訓練は、雇用保険の受給資格がない人でも受講可能で、こちらも無料で提供されることが多いです。

選べるコースと学べるスキル

職業訓練には多くのコースがあり、ITスキルや介護、医療事務など、様々な分野のスキルを習得することができます。

各コースの具体的な内容や受講条件については、最寄りのハローワークまたは関連機関のウェブサイトで詳細を確認できます。

職業訓練に参加することで、キャリアアップや新しい職種への転職に必要なスキルを効果的に習得することが可能です。

例として東京都にて募集されているコースを紹介します。

1. IT技術系

  • コースの例: ソフトウェア開発、Webデザイン、ネットワーク管理
  • 学べるスキル: プログラミング言語(Java、Pythonなど)、データベース管理、サイバーセキュリティ、UI/UXデザイン

2. 商業・ビジネススキル

  • コースの例: ビジネス管理、会計、マーケティング
  • 学べるスキル: 簿記、マーケティング戦略、プロジェクト管理、エクセルスキル

3. 技術・工業系

  • コースの例: 電気工学、機械操作、溶接技術
  • 学べるスキル: CAD図面作成、機械操作、安全管理、品質管理

4. 医療・介護系

  • コースの例: 医療事務、介護福祉、栄養指導
  • 学べるスキル: 医療事務対応、医療記録の管理、基礎介護技術、栄養管理計画の作成

5. 美容系

  • コースの例: ネイリスト養成、エステ・アロマセラピスト養成
  • 学べるスキル: ネイルサロン経営術、ネイル技術、エステ、アロマテラピーにかかる技術

失業保険をもらいながら職業訓練を受けるメリット

金銭面のサポートを受けられる

失業保険を受給しながら職業訓練を受けることで、金銭的な支援が延長されます。

また、技能習得手当や通所手当も支給されるため、経済的な負担が軽減されます。

学びながら失業保険がもらえる

失業保険を受給しながら、職業訓練に集中して学ぶことができます。これにより、新しいスキルを身につけて次の仕事に備えることができます。

就職・転職のサポートも受けられる

職業訓練では、職務経歴書やポートフォリオの作成をサポートしてくれるコースもあります。これにより、就職活動を効果的に進めることができます。

女性向けのコースもある(女性デジタルカレッジ事業:東京都)

結婚、出産、育児等による退職後、再就職を希望する女性を対象に、オフィスソフトの基礎的操作のほか、オンラインツールやAIを活用できるデジタルスキルを習得していただく職業訓練コースがあります。


15日間の無料託児サービス付き通学型訓練(基礎コース10日間+応用コース5日間)で基礎コースだけの受講も可能です。

パソコン講習のほか、訓練期間中から経験豊富なキャリアコンサルタントが一人あたり一時間(30分×2回)のキャリアカウンセリングを実施するという安心プログラム。


訓練修了者には訓練終了後2か月間のフォローアップを実施し、期間内はパソコン、Wi-Fiを無償貸与し、訓練期間中に担当したキャリアコンサルタントが継続して就職支援を行うという心強いカリキュラムです。

パンフレットはこちら

託児サービスを受けられる場合もある

子育て中の求職者の方に対し、託児サービス付きの職業訓練コースがあります(東京都の場合)

利用対象者は以下の通りとなっています。詳しくはTOKYOはたらくネットをご覧ください。

①小学校就学前児童の保護者で、職業訓練を受講することによって当該児童を保育することができない方
②同居親族その他の方が当該児童を保育することができない方
③申込みの時点で、年契約又は月極め契約で、別の保育施設等に当該児童を預けていない方

失業保険をもらいながら職業訓練を受ける手続き

失業保険の申請から職業訓練の申し込みまでの流れ

失業保険の申請は、ハローワークで行います。続いて職業訓練の申し込みもハローワークで手続きを進めます。具体的な流れは以下の通りです:

  1. 失業保険の申請:必要書類を提出し、求職の申し込みを行います。
  2. 職業訓練の申し込み:訓練希望調査票を提出し、希望する訓練の申し込みを行います。

必要書類と手続きの注意点

失業保険の申請には、離職票や本人確認書類が必要です。職業訓練の申し込みには、訓練希望調査票や受講計画書などが必要です。手続きの際は、書類の不備がないように注意しましょう。

  • コースの申込日までに退職していなくても大丈夫:コースの開校日までに退職していれば、申し込みは可能です。
  • コースの開校日までに退職が間に合わなくても途中参加可能:場合によっては途中参加が認められることもあります。
  • 離職票の発行が遅れた場合:失業保険の受給期間は減りますが、職業訓練を受講できる場合もあります。

IT系の職業訓練のコース紹介

AI・IoT

このコースでは、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、クラウドコンピューティングの基礎から実践まで幅広い技術を学ぶことができます。特に、データ分析やクラウドサービスの管理など、最新技術の習得を目指します​ 。

Web制作・AI・マーケティング(東京都)

IoTクリエイター科(多摩職業能力開発センター)

システムエンジニア養成コース

JavaやPythonなどのプログラミング言語の基礎から実践までを学ぶコースがあります。具体的には、JavaプログラミングやWebアプリケーション開発に焦点を当てたカリキュラムが含まれています。これらのコースでは、アルゴリズム、データベース管理、サーバーサイドプログラミングなどもカバーします​ 。

アプリ・Web・システムエンジニア養成科(東京都)

Webデザインコース

東京都では、DTP-Webデザイン科の職業訓練を提供しています。このコースでは、Adobe PhotoshopやIllustratorの使い方を学び、ホームページの作成、更新、運用や広告デザインに必要なスキルを習得します。また、HTML5とCSSによるWebページ作成やSEO対策も含まれています。

グラフィックデザイナー・Webデザイナー養成科(東京都)

基本は、対面授業がほとんどですが、なんと、オンラインで受けられるコースもあります。

【オンライン対応】Webデザイナー・ディレクター・マーケティング養成科(東京都)

これからはじめるデザイン・マーケティング科(e-ラーニングA)

実は、ハローワークの方に教えてもらったのですが、e-learningであれば、他県のプログラムでも受講ができるそうです!締め切りが終わってしまっても、他県のプログラムを探してみたら、合うものがあるかも!

各コースを開講している都道府県のハローワーク情報

以下は東京都で提供されている主なIT系職業訓練コースと関連情報です

職業訓練に通う注意点とデメリット

コースや時期の制限

職業訓練にはコースや開講時期が限られています。希望するコースがすぐに受講できない場合もあるため、事前に確認が必要です。

試験に落ちる可能性も

職業訓練を申し込むだけでは受けられません。面接と簡単な試験があります。

応募者が多い場合や条件を満たさない場合は、試験に落ちる可能性もあります。面接と筆記試験がありますので、事前に準備しておきましょう。

その他のリスクと対策

職業訓練を受けることで、再就職が遅れるリスクもあります。

そのため、訓練中でも積極的に求職活動を行うことが重要です。コースを受けたからといって転職が保証されているわけではないことを理解しておく必要があります。

成功の秘訣とアドバイス

失業保険を受けながら職業訓練を受け、成功裏に転職を果たすためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下に成功の秘訣と具体的なアドバイスをまとめます。

  • 積極的な学習: 職業訓練中には積極的に知識を吸収し、新しい技術や手法を自ら学ぶ姿勢が成功につながります。
  • ネットワーキング: 訓練中に出会った同期生や講師とのネットワーキングを深めることで、就職活動に有利な情報や推薦が得られることがあります。
  • 目標設定: 職業訓練を始める前に具体的な目標を設定し、それに向かって進むことがモチベーションの維持に役立ちます。

よくある質問

失業保険と職業訓練に関するQ&A

本QAはジョブトレのサイトを参考にしました。

失業保険を受けながら職業訓練を受けるにはどんな条件が必要ですか?

主に雇用保険に加入していた期間が一定期間以上あること、そして失業保険の申請後、ハローワークでの職業訓練承認を受ける必要があります。

職業訓練中も失業保険は受け取れますか?

はい、訓練を受けながらも失業保険の給付を受け続けることができますが、訓練に参加することが給付の条件となります。

職業訓練の期間はどのくらいですか?

職業訓練の期間はコースによって異なりますが、一般的には数ヶ月間から半年です。詳細はハローワークまたは訓練を提供する機関により提供される情報を確認してください。

職業訓練は無料ですか?

ほとんどの公的な職業訓練は無料で提供されますが、教材などは費用が発生することがあります。ハローワークを通じて申し込むコースは通常無料ですが、詳細は事前に確認することが重要です。

ハローワークでのサポート内容

ハローワークの支援を活用することで、求職活動を効果的に進め、早期の再就職を目指すことが可能です。

各都道府県のハローワークでは、地域特有の求人情報や職業訓練プログラムが提供されているため、詳細な情報を確認することをおすすめします。

職業相談

ハローワークでは、求職者が自分に合った職業を見つけるための職業相談を行っています。

キャリアアドバイザーが個別に対応し、これまでの経験やスキル、希望する職種に基づいて最適な職業や転職先を提案します。また、職業訓練の受講についてもアドバイスを提供します。

求職活動支援

求職活動のサポートとして、履歴書や職務経歴書の書き方指導、模擬面接の実施、面接対策のアドバイスなどを行っています。

これにより、応募書類の質を高め、面接でのパフォーマンスを向上させることができます

求人情報の提供

最新の求人情報を提供し、求職者が希望する条件に合った仕事を見つけやすくします。ハローワークの求人情報は、企業から直接提供されるものが多く、他の求人サイトでは見つからない独自の情報が含まれていることが特徴です​

ハローワークのデメリット

求人情報の質と量

ハローワークに掲載されている求人情報は、すべての求人が高品質であるとは限りません。

一部の求人には、条件が不明瞭であったり、募集内容が古いまま更新されていなかったりするケースがあります。また、大企業や専門職の求人が少なく、特定の業種や職種に特化した求人が少ないこともあります。

マッチングの精度

ハローワークは多くの求職者と求人を扱っているため、一人ひとりに対する細かいマッチングが難しい場合があります。

特に、ITといった専門的なスキルや経験が求められる職種については、適切なマッチングが難しいことがあります。また、キャリアカウンセラーの経験や知識の差によって、アドバイスの質にばらつきがある場合もあります。

手続きの煩雑さ

失業保険の申請や求職活動の報告など、ハローワークでの手続きは煩雑であり、多くの書類を準備する必要があります。

これにより、手続きに時間がかかることや、手続きの不備が発生するリスクがあるため、求職者にとって負担となることがあります。

待ち時間の長さ

ハローワークは多くの求職者が利用するため、相談や手続きのために長時間待たなければならないことがあります。

特に、失業認定日や新しい求人情報が公開される時期には、待ち時間がさらに長くなることがあります。

キャリアサポートの限界

ハローワークのキャリアカウンセラーは、多くの求職者に対して短時間で対応しなければならないため、一人ひとりに対する個別のキャリアサポートが十分に行き届かないことがあります。

特に、キャリアチェンジや専門職への転職を目指す求職者に対しては、専門的なサポートが不足している場合があります。

地域によるサービスの違い

ハローワークのサービス内容や求人情報の質は、地域によって異なる場合があります。

大都市圏では多くの求人情報が集まる一方、地方では求人情報が限られていることがあり、地域によってサービスの質に差が生じることがあります。

まとめ

ハローワークは、求職者に対して多くのサポートを提供していますが、求人情報の質やマッチングの精度、手続きの煩雑さなど、いくつかのデメリットも存在します。

これらを理解した上で、ハローワークのサービスを上手に活用し、必要に応じて他の転職エージェントや求人サイトを併用することをおすすめします。

職業訓練以外の選択肢:転職エージェントの活用

失業保険を受けながら職業訓練を受けることは、新たなスキルを身につけ、キャリアの再スタートを切るための有効な手段です。

しかし、それだけが選択肢ではありません。職業訓練と並行して、または代わりに、転職エージェントのサービスを利用することも考慮する価値があります。

転職エージェントは、個々のキャリアのニーズに合わせたサポートを提供してくれます。

専門のカウンセラーが履歴書の添削、面接対策、適切な求人の紹介など、一人ひとりの状況に応じた具体的なアドバイスを行います。

また、非公開求人へのアクセスも可能で、通常の求人サイトでは見つからないようなチャンスに出会えることもあります。

転職エージェントの活用方法

転職エージェントを選ぶ際は、以下のポイントがあります!

  • 実績と評判:そのエージェントがどれだけの実績を持ち、利用者からどのような評価を受けているかを調べます。
  • 専門性:特定の業界や職種に特化しているエージェントを選ぶことで、より専門的なサポートを受けることができます。
  • サポート内容:職務経歴書の添削や面接対策など、具体的なサポート内容を確認しましょう。

もし転職エージェントを利用することに興味がある場合は、こちらで信頼できるエージェントを見つけることができます。

彼らはあなたのキャリアを次のレベルへと導くお手伝いをしてくれるでしょう。

職業訓練が一つの道である一方で、転職エージェントを活用することで、より直接的かつ効果的に次の職につながる可能性を広げることができます。どちらのオプションも検討して、自分にとって最適なキャリアの進め方を選択しましょう。

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まとめ

失業保険と職業訓練を有効に活用するためのポイント

  • 計画性を持つ: 職業訓練を受ける目的とその後のキャリアプランを明確にしておくことが重要です。
  • リソースの最大活用: ハローワークが提供するすべてのリソース(キャリアアドバイス、訓練、職業紹介など)を積極的に利用しましょう。
  • 持続的な学習: 職業訓練後も、得た知識を生かして継続的に学習を進め、スキルアップを図ることが重要です。

次のステップへ進むためのTIPS

失業保険と職業訓練を経て新たなキャリアをスタートさせた後も、キャリアの発展のためには継続的な学習とネットワーキングが必要です。

職業訓練中に築いた人脈を活かし、業界内での情報共有や支援を受けながら、長期的なキャリアプランを立てることをお勧めします。

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