AWSクラウドプラクティショナー試験は、クラウドコンピューティングに関する基本的な知識を問う資格試験ですが、IT未経験者でも合格することができます。
私もAWSは全く触ったことがありませんでしたが、1か月を通してしっかり学んだことで合格できたので、初学者でも短期集中で合格を目指す方法をご紹介します。
本記事では、初心者でも理解しやすいAWSクラウドプラクティショナー試験の学習方法やポイントについて、わかりやすく解説していきます。
IT業界に興味を持ち、AWSクラウドプラクティショナー試験に挑戦したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
☑本記事で解消できるお悩み
・どれくらいの勉強時間が必要?
・どんな教材で何から勉強したらいいの?
AWSクラウドプラクティショナーとは?
AWSクラウドプラクティショナーは、Amazon Web Services (AWS) のクラウドコンピューティングに関する基本的な知識を問う資格試験の1つです。
AWSクラウドプラクティショナー資格を持っていることは、AWSクラウドに関する理解を証明することができます。
この資格を持つことで、AWSクラウドサービスの基本的な概念、役割、アーキテクチャ、デプロイメント、オペレーションなど、クラウドに関する基本的な知識を習得することができます。
AWSクラウドプラクティショナー試験は、AWS認定試験の中でも初心者向けの資格試験であり、AWSクラウドに興味を持つ方や、AWSクラウドサービスの利用を検討している方にとって、最適なスタートラインとなる資格試験です。
公式サイトでは受験目安として半年以上AWSの使用経験がある方が対象となっていますが、AWS使用経験がなくても、ハンズオンを通してサクッと合格できましたのでご安心ください。
・試験形式:単一選択肢と複数選択肢の問題
・受験費用:11,000円
・出題範囲:AWSクラウドの概念、AWSのセキュリティとコンプライアンス
AWSの基本的なテクノロジー、AWSの請求と料金
・受験場所:自宅でオンライン受験(ピアソンVUE)、またはテストセンター
AWSクラウドプラクティショナー受験のモチベーション
1か月でAWSクラウドプラクティショナーに合格するためのロードマップ
AWSクラウドプラクティショナーの認定試験に合格するためには、以下のステップを踏むことをお勧めします。
AWS公式オンラインコースを受講する
AWS公式のオンラインコースを無料で受講することができ、試験の全体像をつかむのに最適です。AWSサービスをコーヒーショップに例えて、業務効率化や回転率の向上を図るための施策などに置き換えて紹介されており、AWSとはどんなサービスなのかイメージしやすくなります。
この時点では出てくる用語の意味を理解していなくても大丈夫です。最初は沢山の横文字の羅列にビックリすることと思います。chatGPTやまとめ記事を見て一つ一つ理解していけば問題ありません。
市販のテキストで用語を頭にたたきこむ
AWSのオンラインコースを受講しただけでは、なんとなく分かっている状態で、一つ一つのサービスを説明できる状態かと言われると記憶があやしい状態でした。
そこで、下記2冊のテキストを購入し、用語とサービスのイメージを頭にたたきこみました。
①AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
こちらの本はAmazonでも評価が高く、図も多いため複雑なAWSのサービスの構成を理解するのにとても役立ちました。また、章ごとに「まとめ」があり、これだけは押さえておきたいポイントが整理されているのも良いと思いました!
一方で、最新のサービスなどは載っていないものも多く、この一冊で完璧とはいえないと感じました。
②一夜漬けAWS認定クラウドプラクティショナー直前対策テキスト[第2版]
こちらの本は、用語ごとに詳しい解説と模擬試験があり、理解度を確認することが出来ます。また、模擬試験の難易度も実際の試験に近い印象でした。
また、試験によくでるwell-architectedフレームワークやベストプラクティスについても解説がボリューミーなのがgoodでした。
AWS公式ホワイトペーパーを参照することが推奨されていますが、参照するページが多すぎて、正直、確認する気力がなくなってしまっていたので、この本はとても助かりました。
一方でこの本は用語解説に特化した一夜漬けのための本なので、サービスがどのように相互にかかわっているかといった関連性は分かりづらかったです。
模擬試験を解いて理解度を確認する
とにかく問題をたくさん解きたいという方はUdemyの模擬試験問題集がおススメです。こちらは基本レベルと本番レベルの試験に分かれていて、基本レベルはやや易しく、本番レベルは実際の試験より難しい印象です。
レビューでもそのような意見が多かったです。解説も丁寧です。
Udemyホームページしかし私の場合、基本レベルは得点が90%以上に達しましたが、本番レベルは初めて出会う用語が多く、AWS公式トレーニングの範囲外のサービスも多かったため、3週しても60%くらいしか到達しませんでした。
ここで少し自信を無くしてしまい、モチベーションがだんだん下がっていきました。。試験3日前になっても結果が向上せず、こちらの問題集を解くことをやめました。
Udemyの模擬試験が難しすぎるという方は次の無料問題集がおススメです。Udemyの模擬試験は応用問題が多く、実際の試験ではあまり見かけなかった問題が多かった印象です。
応用問題より基礎をしっかり固めたいという方はこちらをカテゴリー別に解くことをお勧めします!
このサイトは他のユーザーの正答率も分かり、間違ってもみんなが間違えやすい問題だったのかと少し安心することができます。
また、コメントも残すことができ、解説で分からなかったことは質問できるなどのサービスが魅力的です。
振り返ると、この問題集が最も実際の試験の難易度に近く、出題範囲もカバーされていた印象です!試験直前に模擬試験をこちらに切り替えて正解でした!!
試験当日の準備
私はピアソンVUEを用いて自宅でオンライン受験をしました。必要な準備と注意すべき点は以下の通りです。
・机の横の本を片付ける(布で覆う)
・デュアルディスプレイはNG
・PCのマイク、カメラが利用できることを確認する
・ピアソンVUEのソフトウェアをインストールし、動作することを確認する
・免許証の準備
・腕時計、壁時計、イヤホンは装着NG
当日に準備すると慌てるので、前日までに環境を設定しておくことを推奨します。
試験結果
無事、合格することができました!点数は780/1000点で、合格点は700点のため若干ギリギリでしたが、なんとか受かって良かったです。AWSクラウドプラクティショナーの学習を通して、インフラが何故大事なのか、何故需要が高まってきているのかが良く分かりました。
インフラってなんか難しそう。苦手意識があって敬遠しがち。そんなマインドを払しょくできて本当に良かったです。
IT未経験でもAWSクラウドプラクティショナーに合格できましたので、皆さんも是非、トライしてみてくださいね。